もともと認められた科ではありませんので歯科医院の看板に書いては厳密には法律違反なのです。今思えばたぶんに審美歯科とか美容歯科というのが一般にいわれるようになったのは、松田聖子のビビビ婚からだとおもいます。今は審美歯科学会も業界では有名ですが、あの結婚の前はそれほど日本では目立ってませんでした。卒業したばかりの先生に何をしたいのと聞くと審美歯科と答える人が結構います。まずは基本がないとどうにもならないのですが!外国では保険治療の概念がないのでどうせお金がかかるならより綺麗にとなるのですが。日本の保険治療は世界一ですが疾病に対して給付されるので美容的なことには給付されないのがげんじつなのです。
ひょうぼうかとよみます。いわゆる歯科や医科での看板に書かれている科のことです。歯科で認められているのは(一般)歯科、小児歯科、矯正歯科、歯科口腔外科の四種類です。このうち専門的なのは矯正と口腔外科です。歯科の場合卒業後現時点ではすぐ開業が可能ですが(さすがにした人を聞いたことはないです。)もうすぐ研修医制度が義務となります。医科と違い歯科の開業医の場合はなんでもできなければいけないので(抜歯専門とか入れ歯を作るの専門というわけにいかない)、患者さんからはその先生はなにが得意かわかりにくいと思います。医科の場合については次回に!
どういうときでしょう。それは痛くてしょうがないときと前歯がとれたり、抜けてしまったときです。昔に前歯がとれてすぐ歯医者さんに行きたかったけど費用が不安で、自分で消しゴムを切って歯の間に挟んで使ってたというツワモノもいました。よく患者さんのなかでは前歯は保険がきかないと思っている人が多いみたいです。そんなことはありませんので早めにちゃんと治しましょう。次回は歯を駄目にしてしまう人のパターンについて考えていきましょう。
1、今まで治療途中で放置の歯と過去に治療した歯がどのくらいあるか?
2、奥歯がちゃんと残っていて噛み合わせができているか?
3、残っている歯がぐらぐらしていないか?
というところを診ます。この三つがどれもひっかかるようだとかなり治す」のが難しくなるからです。では簡単にフローチャートにしてみましょう。
奥歯が虫歯になる
<治療するが途中放置
<抜くしかないと言われそれが嫌で治療にいけず
<それの繰り返し
<ますます治療に行けず
<奥歯であまり噛めなくなる
<前歯が奥歯がない為強く当たり出す
<強く当たるため前歯が
1、欠ける
2、ぐらぐらしだす
3、出っ歯みたいに前歯が出てくる
4、前歯が動いて歯と歯の間が離れて来る
<見た目がおかしくて来院というようなパターンが考えられます。
要約すると奥歯の状態が悪かったり、ない場合はいずれ前歯が動き出して駄目になってしまいます。大事なのは見える前歯より見えない奥歯なのを知っておいてください。
歯並びが悪くなる理由には歯の大きさと顎の大きさのアンバランスがよく挙げられますが、それ以外にも口の中を取り囲む力や噛み合わせや歯周病の進行度によって歯は動いてしまいます。例えば指しゃぶりをしたり、舌の大きい人は前歯が噛み合わさらなくなったりします。また年中鼻炎の人も鼻がつまるので口で呼吸するようになり前歯がひらいたりします。次回は歯周病でどうなるかをかいていきます。