症状順に書いてみます。
冷たいものがしみる
<温かいものがしみる
<甘いものや刺激に対してじーんときて痛みが続く
<夜、寝てるときにズキズキする
<朝、決心して歯医者さんに電話する
大事なポイントは温かいものがしみるぐらいまでです。そのあとの症状までいくと神経をとる治療になる可能性が高くなります。そうなるとその歯は治ったとしても明らかに寿命が短くなります。その理由は次回に!
患者さんにとっても先生にとっても気になる抜歯。その基準について話しましょう。あくまで私の基準ですのであしからず。
1、もうぐらぐらで噛むと痛くて噛めない。
2、歯肉の上に歯の形 が見えない。
3、親知らずなどあきらかに他の歯に悪影響がある。
4、何度も痛みを繰り返してるのに我慢して放置した歯。
などです。患者さんにとっては痛みがなければ何で抜くのかと思う場合も多いと思いますが、ドクターサイドから見るとその歯の痛みを止めた後、噛めるようにして何年保てるかかを考えています。私の方針としてはその予後(どのくらいもつか?)話したうえでどうしたいか聞くようにしています。ただ患者さんの多くは今だけを考えてしまうことが多いですね。
抜きにくい難しい抜歯にはどんなのがあるかというと
1、完全に生えていない親知らず。
2、ボロボロで器具でつかめない根っこだけの歯。
3、大きくてはの根っこが長くて曲がってる。
などがあげられます。私たちはレントゲンや状態を見てこれは大変かなと頭の中でどう抜くかシュミレーションするのですが、大変と思って始める場合はよいのですが経験が浅かったり簡単と思い違いをして始めてすぐに抜けないと焦ります。この状態を私達は「はまった」といいます。私も卒業後勤めて1~2年目にはよくはまりました。今でも年に1~2回ははまりますが、さすがに今は事前にはまるかもと患者さんに了解を得てからやっていますのでご安心を。
基本的には4つの選択肢があります。
1、いれない
2、入れ歯
3、ブリッジ
4、インプラン ト
ない歯の本数が何本かにもよりますが1~2本の場合ではブリッジを選択する人が現時点では多いです。では各々の利点と欠点を明日から順を追って説明していきます。もし詳しく知りたい方は参考にしてくださいね。